2010/09/29

岩手に行ってきました

一泊で。
いつも海が好き、海釣りがしたい、潜りたい、海を愛する鳥に「たまには山がいい」と私は言い、小岩井農場や近くの温泉へ行って参りました。

小岩井農場では口蹄疫対策で、牛ともふれあえず(自分との乖離)、羊ともふれあえず(もふもふ失敗)いろんな催しが中止になっておりました。

しかし、そんな中でも小岩井農場の普段は入れない森の中を40分かけて散策・案内してもらえるトレッキングコースはやっていたので、それに参加。(私はそれに行きたかった)

小雨の降る野道や牧草地を歩き、途中から深い森に入り、大きくなった山菜をみたり、茂る羊歯類をみたり。おおうば百合や朴木、山椒の樹もみたり、実際にちぎってにおいをかがせてもらったり。

小岩井農場は、もともと荒れ地だったところに風よけをし、樹を植え、その内側に鳥や獣が落としていった広葉樹が育ち、今では大きな森と牧草地の続く大地になったのだそうです。

杉がたくさん植林されていました。若い杉はつんつんとがった形をしていて、年を経ると横に広がってゆくそうです。つんつん林は、若い杉。

小岩井農場の杉は植えたら、下の枝を適宜落として陽が入るようにしたり、木材としてふしが入らないように枝を落としたりして手をかけられて、だいたい100年周期くらいで森を(木を)木材として循環させているそうです。
100年の森と呼ばれる、杉の木がまっすぐに道の横にはえている眺めはすばらしいので、そこの木は循環させずに保存しているとか。

過去植えられて、植えたはいいけど外国からの木材が安かったという経済の理由でほったらかしにされ、国民病の原因にまでされてしまった日本各地の杉の林を思うと、なんだか人間視点ですが幸せな森だなと思いました。山から流れてくる沢もいくつもあって、夏はホタルが飛び交うそうです。

今度の家の床に、杉を使うかどうかまだ私たちは決めていないのですが、国産の木を使うっていうことは、日本のどこかの人と幸せな関係の森から木が来てくれるということなのだと思いました。

林業とか・・・ものすごく大変そうだけど、ちょっとあこがれがあったり・・・。
木の匂い、森の匂いはなんであんなに気持ちを落ち着けてくれるんでしょうね。
温泉も硫黄泉で、山の気配を感じました。
よい旅行でした。

家の床にあんな森から木が来てくれるなんて・・・いいなあ-。ラブだなー。

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